torianon201’s blog

30代男性が好きなことを好きなように書いているブログです。

ドライブ ~名古屋発 車で北海道一周~

今回は2013年8月に名古屋から車で北海道一周をした時のことを書きたいと思います。

スケジュール

1日目:名古屋⇒東京

2日目:東京⇒函館

3日目:函館⇒稚内

4日目:稚内⇒知床

5日目:知床⇒釧路

6日目:釧路⇒苫小牧

7日目:苫小牧⇒八戸⇒石巻

8日目:石巻⇒東京

9日目:東京⇒名古屋

 

仕事の都合でお盆休みが周りとずれて8月末に12連休ができました。そんな時に仕事が休みの友達がいるわけがなく、何をしようか悩んでいましたが、ふっと「暑いから涼しい方へ行こう!」と思い、目的地を決めずにとりあえず北へ向かうことにしました。

基本的に車中泊にしようと思い、寝袋と適当な着替えだけを持って出発。

 

1日目:名古屋⇒東京

≪移動距離:約350km≫

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まずは名古屋から東京へ。東京ではダメもとで足立区に住んでいる友人に連絡したところ、泊めてもらえることになりました。

 

2日目:東京⇒函館

≪移動距離:車 約700km フェリー 約110km≫

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1日目は北に向かうといいながら、名古屋から緯度的にはさほど北に移動はしていなかったので、今日から本格的に北に向かいます。本格的な旅初日ということもあり、気合も入り7時前に出発。北を目指すことしか考えていなかったので、とりあえず常磐自動車道を北上。順調に進み、岩手に入ったあたりでどこか観光もしようかなと思い、十和田湖に行くことに。めちゃくちゃ綺麗でした!

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十和田湖を経由しましたが思ったよりもずいぶん早く本州最北端の青森までこれたので、北海道も行っとくか!ということで、フェリーのHPを確認。

運賃・料金「函館~青森」|津軽海峡フェリー株式会社

 

車を運ぶ運賃の高さに衝撃です。。。 片道2万円!!! 名古屋⇒北海道への飛行機代の方が安いじゃん!

でも、ここまで来てこのまま帰るのももったいないので、2万円出して北海道へ行くことに決めました。

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青森⇒函館間はフェリーで3時間40分。

19:00頃青森を出発し23時頃函館に到着。到着後は函館港付近の広めの空き地に車を停めさせて頂き車中泊しました。

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3日目:函館⇒稚内

≪移動距離:約630km≫

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3日目の朝はせっかく函館まで来たので早起きして函館港のどんぶり横丁市場の朝市に行きました。こんなに大量なカニが並んでいるのは見たことありません!

函館朝市どんぶり横丁市場|公式サイト

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朝ごはんも贅沢に海鮮丼!実はウニが苦手なのですが、よく新鮮なウニなら苦手な人でも食べられると聞くので、挑戦してみましたウニ・ホタテ丼。

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ホタテうまっ!! ウニもうまっ!!

新鮮なウニはおいしいというのはホントでした!

朝から新鮮な海鮮丼を食べれて北海道旅行はいいスタートが切れましたが、寒い!名古屋は毎日真夏日なので、半袖短パンしか持ってきていません。これでは夜は乗り切れそうにないので、途中のユニクロで服も調達しました。

 

 

海鮮丼でいいスタートが切れて、服も手に入ったのでとりあえず北を目指します!

結果的にその日のうちに稚内まで行けました(笑)約630kmです。北を目指すことしか考えていなかったので、札幌や小樽などの観光地には一切目もくれず、ひたすら走り続けた結果です。今思うと、もう少し観光要素があってもよかったかなとは思います。

 

道中の風景です。さすが北海道、大自然です。

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途中、銭湯に寄ったり夕飯を食べたりして稚内に到着したのは夜が更けてからでしたので、稚内市内の道の駅で車中泊しました。

8月とはいえ稚内まで来ると夜はかなり寒かったです。

 

4日目:稚内⇒知床

≪移動距離:約370km≫

4日目は稚内から東側の海岸沿いを通って知床まで行きました。

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まずは泊まった「道の駅わっかない」の周辺を散策。

稚内駅には日本最北端の線路の印がありました。電車を乗り継いで北まで行くのもここが終点なんですね。

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続いて、最北端の地「宗谷岬」の前に、もう一つの岬「ノシャップ岬」へ。

 

ノシャップ岬にはノシャップ寒流水族館があり、敷地の外からでも朝日を浴びるのアザラシが見えました!

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ついでに、野生のシカたちも(笑) さすが北海道。

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そしてついに最北端の宗谷岬へ。なんと8月にも関わらず14度。名古屋より10度ほど低いです。服買っておいてよかった。朝早いので、お店もやっておらずこのモニュメントを見ただけで、宗谷岬は終了です。

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その後はひたすら海岸沿いを走り続け、網走刑務所経由で知床へ。網走刑務所は結構楽しかったです。近くに行く機会があればおすすめです。

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そして、ついに世界遺産知床半島知床五湖へ。雄大な自然が広がります。

ただ、それどころじゃない程寒い。薄手のパーカーじゃ全然足りないです。周りにはダウン着ている人もいたくらいです。

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時間があればこういったツアーに参加して、より知床の自然を満喫できるといいですね。

www.sno.co.jp

 

 

知床半島を離れるころには綺麗な夕焼けも見えました。この日は知床半島の付根あたりの斜里町車中泊しましたが、寒いので暖房を付けながら寝ました。。。8月だぞ。

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5日目:知床⇒摩周湖⇒阿寒湖⇒納沙布岬⇒釧路

≪移動距離:約350km≫

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5日目は結構色々観光しました。

まずは斜里町を出て摩周湖を目指して走っていると、面白いバス停を見つけたので思わず泊まって写真を撮ってしまいました。目印がないので、家の名前をバス停の名前にする。 北海道あるあるなんでしょうか?(笑)

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摩周湖に到着しましたが、看板を見ると「裏摩周展望台」と書いてあります。

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どうやら摩周湖には3か所展望台があるようです。この裏展望台でも十分満足しましたが、「裏」といわれると「表」も見てみたくなり、第一展望台へも行ってきました。気持ち的な部分は大きいかもしれませんが、「表」のこちらの方が景色が絵になる気がします(笑)

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お土産物屋さんには気持ちいいほどに堂々とくまモンを使用したTシャツも。

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続いて、納沙布岬に向かう途中で「開陽台」という360度草原の展望台へも寄りました。見渡す限りの大草原で、これぞ北海道!という感じでめちゃくちゃいい眺めでした。ここは本当におすすめします!

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この付近の道はこんな感じで、バイクで走ったらめちゃくちゃ気持ちよさそうです。

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そして、一般人が訪問可能な日本最東端の納沙布岬へ。「一般人が訪問可能」とはどうゆうことかというと、北方領土があるからですね。現在、北方領土(択捉、歯舞、色丹、国後)へ行くにはロシアの許可が必要になるそうです。許可なしの上陸は不法入国になるとのこと。つまり、すぐそこに見えている島はロシアということになりますね。

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納沙布岬の近くの「北方原生花園」というところにはポニーがたくさん放牧されていたのですが、柵の管理が人任せで(笑)

まぁ逃げ出しても周りは草原だらけなので、大事にはならないからこの管理でもなりたつのでしょう(笑)

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ちなみに、この付近のカーナビ情報です。116km先左折って・・・

忘れるわ!!!(笑)

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6日目:釧路⇒襟裳岬⇒苫小牧

≪移動距離:約360km≫

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6日目にもなると長距離運転の疲労もかなり溜まってきました。はじめは函館まで戻るつもりでしたが、もう無理だ・・・と思い苫小牧⇒八戸へのフェリーに乗ることにしました。

時間は朝発or夜中発しかないので苫小牧21:00発⇒八戸5:00着のフェリーを予約。料金はまた2万円オーバーですがしょうがないです。。。

シルバーフェリー

www.silverferry.jp

 

 

21:00までに苫小牧に着けばいいので、この日はかなりゆっくりな旅になりました。

まずは、途中の道沿いにいた馬たちと遊びました。思うと、ここまで草原はめちゃくちゃありましたが、馬を近くで見ていませんでした。放牧されている土地の広さも規格外で、馬たちもこんな環境で生活できたらストレスなんてないんだろうな。

引退した競走馬がみんな北海道に行くのがわかります。

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その後は北海道の下に出っ張っている部分、襟裳岬。本当に岬の先端まで階段が続いており、もう少し天気が良かったらより景色もよかったのにな。

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あとは、苫小牧港を目指すだけ。

海岸沿いを走っていると、秘境駅好きな私には気になる駅が。プレハブ小屋のようなボロボロの駅舎を発見。中は外観ほど廃れてはいませんでした。時刻表を見るとなんと1日に7本!北海道の路線は赤字続きだというニュースをよく耳にしますが、これが現実なんですね。

その後、この鵜苫駅があるJR日高本線は2015年に発生した高波で線路が被災し運休。そのまま復旧することなく2021年4月に全線の約8割にあたる鵡川駅以南が廃止となったそうです。

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そして苫小牧までやってきました。ついに北海道をあとにします!

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フェリーの中は深夜便ということもあり、気持ち程度に仕切られた個人スペースがありました。お客さんがほとんどいなかったので、このスペースでも特に気にならなかったのですが、もし満員だったらこの狭さは絶対に嫌ですよね。

数日間、車中泊が続いていたので、フルフラットでの睡眠は最高でした!!!

 

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7日目:苫小牧⇒八戸⇒石巻

≪移動距離:フェリー約230km 車 約350km≫

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苫小牧を出発して約9時間後の朝5:00に八戸港へ到着。本州に帰ってきました。

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夜が明けたばかりということもあり、夕日と見間違えるような朝日がとても綺麗です。

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行きはひたすら高速を走っていたので、帰りは三陸海岸沿いを走ることにしました。東日本大震災の被害が大きかった地域へ行ってみると、発生から2年半経過していましたが、まだまだ復興途中でその被害の大きさを改めて実感できました。

 

テレビでは何度も見ていた大槌町役場も実際に見ると、どれほどの衝撃が加わったらここまで破損するのだろうと、改めて津波の恐ろしさを肌で感じました。

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震災前の大槌町役場は下の外観ですので、これが本の数十分でここまで変化させられるのですから自然の力は恐ろしいです。

 

震災前の大槌町役場↓

https://archive.town.otsuchi.iwate.jp/search/archive/axx020653.html

 

 

陸前高田市では市役所付近の震災前後の写真が掲示されていました。あれだけあった家が綺麗に流されてしまっています。

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発生から2年半経過しているとはいえ、その被害大きさを実際に自分の目で見ることができて良かったです。

 

 

8日目:石巻⇒東京

≪移動距離:約390km≫

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旅も終盤であとは家に帰るだけ。帰りも行と同じように東京の友達の家経由で名古屋まで帰りました。

 

9日目:東京⇒名古屋

≪移動距離:約350km≫

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最後の350km。 ここまで来ると何も楽しみはなく、もうすぐ始まる仕事のことを考えながら、ひたすら疲労と戦いながらの運転でした。

 

まとめ

ーー本州ーー

1日目:名古屋⇒東京_350km

2日目:東京⇒函館_車700km、フェリー110km

ーー北海道ーー

3日目:函館⇒稚内_630km 

4日目:稚内⇒知床_370km

5日目:知床⇒釧路_350km

6日目:釧路⇒苫小牧_360km

ーー本州ーー

7日目:苫小牧⇒石巻_フェリー230km、車350km

8日目:石巻⇒東京_390km

9日目:東京⇒名古屋_350km

 

9日間で約3,850km走りました!その結果

・北海道は4日間あれば海岸線を一周できる

・北海道の8月は名古屋-10度

・車で行くより、飛行機で行った方が圧倒的に安い

・出発前に車のオイル交換した方が良い。(出発前の時点ですでに交換時期だったようで帰宅後にイエローハットに交換に行ったら、かなり劣悪状態だったようです(笑))

 

ということが確認できました!!