torianon201’s blog

30代男性が好きなことを好きなように書いているブログです。

あごの痛み ~顎関節症との闘い~

皆さんはあごが痛くなったことありますか?

あごが痛くなると咀嚼も困難になり、毎日の食事もおいしく食べれません。今回は私が経験したあごの痛み(顎関節症)の経験について書こうと思います。

 

顎関節症とは

あご関節やその関節を動かしている咀嚼筋に痛みが生じたり、動きが悪くなる等のあご関節周辺の機能に障害が出る症状のことです。

www.hosp.u-fukui.ac.jp

 

 

初期症状 ~あごが開かない!!~

思い返すと、初期症状は15年ほど前からありました。中学校の球技大会でバレーボールをやっていた時、急にあごが全開まで開かなくなりました。痛みは全くなかったのですが、右側のあごの関節が途中で引っかかるような感じであごが途中までしか開きません。その時の「あご開かない・・・」ということがかなり衝撃的で今でもかなり鮮明に覚えています。

その時は少し時間がたったら普通に全開できるようになったので特に気にすることはありませんでした。しかも、それから何年もその症状は全く起こりませんでした。

しかし、約5年後の20歳の頃再びその症状が発生します。今度はスノボーをやっているとき、やはりあごが全開にできなくなりました。その時も時間がたてば元に戻ったので、また一時的なものだろうと思っていたのですが、この20歳頃をきっかけに激しい運動をするとあごが開かないことが頻繁に起こるようになってきました。

恐らく、激しい運動をすると歯を食いしばるので、それが原因だろうなとは思っていましたが、毎回痛みも全くなく30分程度すると完全に元通りになり、日常生活には全く支障がなかったので放置していました。

 

第2段階~あごから音がする!!~

それから約10年後の2021年5月。遂に日常的にあごがカクカクいうようになってしまいました。激しい運動をしたわけでもないのに、あごを開閉すると両方のあごの関節が少し引っかかるような感じでカクカクと音が鳴るようになりましたが、この時点では全く痛みはありませんでした。

ただ、24時間耳元でカクカク音がすると非常にストレスを感じます。私はここまで来てようやくこの症状についてネットで検索して「顎関節症(がくかんせつしょう)」という症状の存在を知りました。

口腔外科や歯科医での診療が一般的とのことでしたので、普段歯のメンテナンスを行って頂いている近所の歯科医に診て頂いたところ、どうやら歯ぎしりの癖があるらしく、下顎を右にずらした状態で嚙合わせると上下の歯の形がぴったりと合うところがありました。長年、寝ている間にそれだけ顎をずらした状態で歯ぎしりをしていた為、歯が削れてしまっていたようです。

歯ぎしりをするということは、かなり強い力で噛みしめているため、顎の関節付近の筋肉が過剰に発達してしまい、その筋肉が顎関節の可動域を制限してしまって開きにくくなっているとのことでした。担当の歯科医の方も国家試験のための受験勉強中にストレスによる噛みしめが原因で顎関節症になったとのことでした。

 

歯ぎしりが原因ということが判明したので、まずは歯ぎしり対策として約3,000円でマウスピースを作成してもらいました。上の歯にはめるシリコン製のもので、寝るときにつけることで噛み合わせの感覚が変わり、歯ぎしりの予防になるそうです。

始めて付けたときは違和感がすごくてすごく不快でしたが、3,4日続けるとだんだん慣れてきてあまり気にならなくなりました。毎日付けているとマウスピースの犬歯の部分に傷が付いてくるのがわかり、寝ている間にここに負荷がかかる噛みしめをしているんだなということを実感しました。

また、マウスピースと合わせて顎関節周辺の筋肉をほぐすために、風呂でその筋肉周辺のマッサージも行っていました。

 

第3段階~噛むと激痛が!!~

マウスピース作成後もカクカクの音は引き続きなり続けており、マウスピースによる症状の大きな改善は見られないまま約5か月経過した2021年10月、急に右の顎に激痛が走るようになりました。開くのには全く痛みはないのですが、噛むとかなり大きな痛みがあり、右側の奥歯では全く噛むことができなくなりました。

さすがに、日々の食事にも大きな影響があるのですぐに病院へ行こうと思いましたが、マウスピースを作成した歯科医は顎関節症に関しては専門ではないとのことだったので、ネットで専門的な病院を探していると鍼灸整骨院が比較的、顎関節症対する治療を多く行っていることがわかりました。

鍼灸整骨院にはいったことがなく、どんな治療をするのか少し不安でしたがダメもとで一回行ってみることにしました。

 

 

鍼灸整骨院での治療

初診でまず言われたのが、姿勢が悪いということ。猫背になっているため重心が正しい位置になく、そのバランスを取るために頭の位置を無意識に調整しており、その負担が首や顎にも掛かってしまっているとのこと。もちろん噛みしめも原因の一つだが、根本的な原因は姿勢の悪さらしいです。

鏡の前で現状の姿勢の問題点を教えて頂いた後、足の先から頭の先までかなり強めの激痛マッサージをして頂き、再度鏡の前に立つと明らかにマッサージ前とは姿勢が違いました。マッサージで筋肉をほぐし、骨格を正しい位置に調整してあげることで、全体的な体のバランスを整えることが結果的に顎への負担を軽減するらしいです。

近年、スマホの普及やPC作業をメインとする仕事が増えてきたということもあり、顎関節症の患者さんも増えているそうで、その鍼灸整骨院でも何にもの患者さんが通われているみたいです。

 

その後は2回/週のペースで約1か月通い、初診時には顎周辺を軽く抑えられるだけでも激痛だったのが、3回目あたりからマッサージによる痛みはかなり軽減され、噛むときも多少の痛みがあるものの、徐々に普通に食事ができるようになってきました。

また、猫背の矯正にも効いているのか、それとも自分の姿勢に対する意識が変わったのかはわかりませんが、この治療を始めてから嫁から「身長伸びた?」と言われました。嫁とは身長が同じなので、私の目線が少し高くなったとのことです。

 

 

現在、約1か月の治療を終え、噛むときの痛みはほとんどありません。口を開くと時に顎が引っかかるような違和感がまだ残っていますが、これは筋肉がもう少しほぐれたら完全になくなるそうです。

治療費は保険適用外の自由診療になるので1回4,000円と少し高めですが、4,000円×7回=28,000円の治療であの激痛から解放され、おいしく食事ができるようになり、且つ身長も少し伸びた?ことも考えると決して高くはないのかなと思います。

 

悪い姿勢を続けると再発することが容易に想像できるので、今後は姿勢に注意して生活していこうと思います。

皆さんもよい姿勢を心がけて日々の生活を送りましょう!!