今回は2019年に取得した世界遺産検定について書こうと思います。
当時、仕事もプライベートも暇だったので、昔からなんとなく世界遺産に興味があったということもあり思い付きで受験してみました。
世界遺産検定とは
NPO法人世界遺産アカデミーが主催する民間の資格試験です。2006年に始まって以降、年に4回開催されており、計20万人以上が受験しているそうです。
難易度は4級、3級、2級、1級、マイスターと5段階に分かれており、4~1級はマークシート方式、マイスターは論述式となっています。
世界遺産検定を取得していると入試優遇がある大学や短期大学も結構あるようで、高校生のうちに取得しておくといいかもしれません。
https://www.sekaken.jp/pdf/entrance_exam_advantage.pdf
2級を受験
複数あるレベルの中で私は2級を受験しました。理由は1級は2級保有者でないと受験資格がないので、誰でも受験できる一番高いレベルが2級だったからです。
2級の試験条件
- 試験範囲:日本の全世界遺産+世界の代表的な遺産300件
- 試験方式:マークシート
- 試験時間:60分
- 問題数:60問
- 合格点数:100点中60点以上
- 受験料:5,900円(2019年は5,500円でした。)
受験しようと思い立ったのが2018年12月中旬で、試験の日を調べると2019年2月24日で約2か月余裕がありましたので申し込みました。
受験にあたり、公式のテキストや問題集があることを知り購入しようと思ったのですが、テキスト・問題集が各2,000円程もすることがわかりました。既に受験料5,500円が掛かっており、更に4,000円の出費はしたくなかったので、メルカリで昨年版のテキスト・問題集セットを2,000円で購入しました。
世界遺産情報は毎年更新されていくため昨年版のテキストには載っていない情報もあることはわかりましたが、その問題は捨てようと決めました(笑)
勉強時間
実際に購入したテキストや過去問を見てみると、想像していた以上に難しいと感じました。
「写真を見て”これはどの国にあるでしょう?”」程度の問題を想像していたのですが、実際は、世界遺産の登録条件や世界遺産を管理しているユネスコの歴史、その遺産が登録されるまでとその後の歴史など、世界遺産の勉強というより歴史の勉強でした。。。ちなみに出題内容と割合いは下の通りです。
基礎知識:20%
日本の遺産:25%
世界の自然遺産:10%
世界の文化遺産:35%
その他:10%
思っていた勉強と違ったため、正直なところ受験することを少し後悔もしましたが、高い受験料をすでに払っていることもあり、頑張って勉強することにしました。
2か月間の猶予はありましたが最初の1か月はなかなかやる気が出ず、実際に勉強したのは1か月程度でした。
テキストを読んでもどこが重要なのか全く見当がつかなかったので、まずは過去問をやって、問題の出題傾向を掴みながら、出題された問題に関連する部分のテキストを読んでいくという流れで勉強をしました。
問題集は過去4回分の過去問が掲載されており、合計で4周(4回×4周=16回分)し、過去問は全問正解できるようになりました。
合計の勉強時間としては20時間程度だったと思います。
平日:1時間×3日/週 ×4週間 =12時間
休日:2時間×4日 =8時間
試験当日、試験を受ける人たちは圧倒的に大学生くらいの年齢の人が多かったです。恐らくですが、大学の授業の一環で受けているのではないかと思います。
試験直後は感覚的に「全くわからなくて感でマークした問題が2割くらいあったので、うまくいけば合格点ラインの6割は超えるかな」という感じでした。
試験終了から約1か月後、無事に合格通知が届きました。100点満点中 78点でした!
久しぶりに何かに合格し、めちゃくちゃうれしかったです!
ただ・・・
2級に合格したので1級の受験資格も得られましたが、おそらく今後も1級の受験はしないでしょう。